微忘録

好奇心に記憶力がついていかない人のブログ

『Bluetooth』と『ANT』の通信規格について調べる

はじめに

ここ最近『Zwift』という実走データと連動するサイクルトレーニングゲームにハマっています。超楽しい。

しかし、このゲームの初期設定の通信規格の選択で、一度挫折しました。センサーデータを取得するための通信設定として『Bluetooth』と『ANT』の二択を選ぶ場面があるも、これら二種の違いを一切知りませんでした。とりあえずはググって情報が多い『ANT』を選び、ドングルとやらを買い、初期設定も無事終了。

ただ、やはりこの二種の通信規格の違いが気になり、今後もつまづく部分だと思い調べたので備忘録。

本題

要は二種それぞれが得意とするところは以下らしい。完全な別物。

  • Bluetooth近距離の特定多数センサー間の高速通信のネットワーク構築
  • ANT:超近距離の多数センサー間の柔軟なネットワーク構築

以下で少し詳しく、『Bluetooth』と『ANT』の近距離無線(PAN*1)通信規格の違いについて、特徴と実活用面について記載。

Bluetooth

Bluetooth』は、エリクソン社を中心に複数のプロモーター企業により、「乱立する無線通信規格を統一する」という主眼のもと策定・開発された、低消費電力と中長距離の高速通信を特徴とする近距離無線通信規格。

プロモーター企業としてPCやスマホのハード面の巨大企業であるインテルIBMノキア東芝マイクロソフトモトローラ、アップルなどの企業が名を連ねており、多方面の分野で活用されている。

「接続された各機器がBluetoothを使って何ができるか」を標準化して示すプロファイルにより、機器同士の接続性の把握しやすいという特徴をもつ。しかし応用分野の発展でプロファイルが複雑化する問題が発生している。

また発表当初は「赤外線通信の代替手法」と誤認され普及が遅れたが、その後の2010年発表のバージョン4.0でBluetooth Low Energy(BLE)』という、ボタン電池一個で数年間維持できるほどの低消費電力を備えた。そして2016年発表のバージョン5.0では、IoT技術に焦点を当てた進化により、データレートが2Mbps,1Mbps,125kbpsの3種に増え、到達距離が125kbpsでは最大400mまでを備えた。

ANT

『ANT』は、GPS端末装置メーカーのGarmin社の傘下である、カナダのDynastream Innovations社が開発した、低消費電力と運用互換性を特徴とする近距離無線通信規格。

開発当初のANT機器は、ランナーの運動測定をするセンサー機器とモニタリングする腕時計との近距離間で通信するための機器。そのため双方向の送受信機能を支える省電力性能、そして多種センサー類との同時相互通信の機能が必要とされた。

そして『ANT』規格にて、近距離間にて多様なネットワークトポロジ*2を構築でき、ボタン電池1つで数年間維持できるほど省電力の性能を備えた。その後『ANT+』規格にて多種センサーとの運用互換性を備えた。またこれは『ANT+ Alliance』というANT規格を用いる連携企業群の機器であれば、他企業のセンサー機器でも通信できる。特にフィットネス関連の機器において用いられており、2013年程まではスマートフォンでも対応機種が存在していた。*3

最後に

「ANT規格の優位性は確かにフィットネス分野向きだなぁ」と思いました。

しかしスマホ中心にデータ収集されるのが浸透した今では、フィットネス分野にもBluetooth普及の波が来ていることは、AmazonにてBluetooth規格のセンサー類が増加して来たことからも伺えます。

なお(自分のように方向音痴でない方で)サイクルコンピューターを購入検討中の方には、全てがBluetooth対応らしいWahoo社のサイクルコンピュータとその他センサー類をお勧めしたいです。

分かりやすく使いやすいのが一番!

参照元

http://labs.beatcraft.com/ja/index.php?ANT/ANT���

第508回:ANT/ANT+ とは - ケータイ Watch Watch

https://www.bluetooth.com/news/pressreleases/2016/12/07/bluetooth-5-now-available

*1:Personal Area Network

*2:通信ネットワーク上の各種端末機器で構築可能な接続形態

*3:iPhone5以前、また当時期のXperia系統で対応していた